「熊野那智大社文書」は、紀伊国熊野の熊野那智権現、すなわち熊野那智大社所蔵にかかる同本社文書・米良文書・潮崎文書などの総集である。寛元元年(1303年)から長禄4年(1460年)までの文書を集めた米良文書には熊野大社の「檀那」であった上野国の高山・小林の一族の系図が記録されている。同じ秩父一族である畠山重忠の畠山氏系図の名で残っていた。