【明治】西南の役で神風連残党に言及

西南の役で西郷軍に参加した熊本隊を率いた池辺吉十郎の口供書(供述書)が「西南役と熊本(熊本県史料集成第13巻)」(国書刊行会発行)に掲載されている。

翌廿四日、自分西郷ニ面会セシニ、同人語テ曰ク、今夜神風連ガ抜刀城中ニ斬リ入ラント云フニ付、此機ニ投ジ、我惣軍モ与ニ供ニ夜襲シ、一挙シテ城ヲ抜カント欲スト。自分之ニ応ジテ曰ク、神風連ハ昨冬ノ一挙ニシテ勇敢ノ徒ハ悉ク皆斃レ、今残ル処ノ者共は其実卑怯ニシテ論ズルニ足ラズ。此挙恐ラクハ虚ナラン。寧ロ薩軍ノミシテ夜襲セバ、或ハ勝利ヲ得ベシト雖モ、神風連ヲ恃ムハ甚ダ非ナリ。

池辺と面談した西郷隆盛が熊本城攻略に神風連の残党の斬り込みを期待したことと、池辺がそれに反論したことが触れられている。明治10年2月24日のことである。

口供書自体は、池辺が処刑される2日前にしたためさせられたものといいう。


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熊本県史料集成 13 西南役と熊本

著者/訳者:熊本女子大学郷土文化研究所

出版社:国書刊行会( 1985-04 )

単行本 ( 303 ページ )


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